2009年01月15日

リンパマッサージ(リンパドレナージ)の心がけ

リンパマッサージでは、浮腫の部位や進行具合により力の入れ加減を変えるのが一般的です。
それは、浮腫の進行度合いによっては、皮膚表面が非常にデリケートになっている場合があるからなのです。

《リンパマッサージの注意点》
@つめを短くきり指輪や時計など、肌を傷つける可能性のあるものははずしましょう。
Aマッサージ前にはきちんと手を洗い、清潔な状態に保っておきましょう。
B皮膚の伸張性を高めるために、オイルなどの滑剤は使わないようにしましょう。
C皮膚の乾燥がひどい方で、皮膚を摩擦から守るためにクリームなどを使用する場合には、天然成分を主成分としたものを使いましょう。
弱酸性のお肌のPHに近いものを選ぶのも、肌を痛めないためのポイントです。

rinpa.jpg《リンパマッサージの基本》
皮膚をずらすように行うこと。
皮膚をずらすことで、硬くなっている皮膚組織を刺激し、皮膚の伸張性を改善する効果があるんです。

手のひらを肌にぴったりと密着させ、円を描き、リンパ液を誘導する方向へ、ゆっくりと圧力をかけていきましょう。
ゆっくりと手のひらで撫でるように、そして手の力だけでなく全身の力をバランスよく使いましょう。
からだの重心を少しずつずらしながらすると効果的です。

マッサージをする際は、楽な姿勢をとるように心がけ、クッションやタオルを使って、高さを調節し、リラックスしてマッサージを受けられるようにすることも大切です。
タオルやクッションを使うことで、皮膚にかかる重力を軽減させ、組織液やリンパ液の流れを、中枢方向に向けやすくすることができるのです。

家でマッサージをする場合は、高さが自在に調節できる昇降ベッドを使うのが一番理想的です。
マッサージを受ける側はもちろん、マッサージをする側の家族も腰を痛めることなく、ケアを継続することができます。
音楽をかけたり、アロマキャンドルをおいたりする方法もおすすめです。

P R
プリンセスファンデーション

ニックネーム den at 00:21| Comment(0) | リンパマッサージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月09日

リンパ浮腫の痛みは、張る・うずく・熱い

リンパ浮腫による痛みの症状には個人差があり、一概に痛みが出るか出ないかを一括りには出来ないのですが、あるデータによれば、痛みの頻度は、9〜63パーセント報告されております。

やはり、リンパ浮腫による痛みがでるかでないかは、リンパ浮腫になった原因や個人の既往歴、病歴によって左右されるんです。

《それでも痛みが多いリンパ浮腫は》
それは、乳房切除後のリンパ浮腫です。
乳がんなどにより、乳房を切除した後のリンパ浮腫の患者22人を対象にして行われた研究において、痛みの表現の中で頻度の高かった言葉は、「張るような」「ずきずきするような」「熱いような」といったものでした。

リンパ浮腫の痛みの特徴としてあげられるのは、張って痛い、気温が高いと痛みがひどくなる、患肢を使うと痛みが悪化するなどです。

さらに、リンパ浮腫の痛みは、神経が刺激されておこるような鋭い痛みである点も特徴としてあげられます。

特に、短期間に急激にむくみが増強したような場合、細胞のすきまにあるリンパ液などの液体量が増加したことで、引き伸ばされた皮膚や皮下組織がジリジリ、チリチリと痛むこともあります。

この状態がしばらく続くと、自然に皮膚の状態が落ち着いて痛みが消えますが、これは、浮腫の増強に皮膚が慣れてくる状態ですから、痛みが消えたからといって安心せず早めに体をやすめるようにするべきです。

こうした痛みに対し、鎮痛剤はそれほど効果がなく、痛みの症状のあるリンパ浮腫の患者11人に対し、鎮痛剤を投与したところ、痛みが緩和した者はわずかに2人であったとのデータもあります。

現状では、リンパ浮腫により引き起こされる痛みを緩和する画期的な治療法はないといえます。

《痛みの本質−最近の医学では》
痛みとは、単に感覚ではなく、身体的心理的な体験であるともいわれます。
あらゆる痛みは患者の気分価値基準によって、その強弱が変わってくるものです

信頼できるセラピストや医師にサポートしてもらうだけでもかなり痛みの程度を弱めることができるのもこの例です。
そのほか、アロマオイルや音楽などでゆったりとリラックスできる環境をつくることも痛みを軽減するのに役立ちます。
また、笑顔でいることや、笑いがあることは痛みの感覚から遠ざかり、治療効果もあるという学説まで出てきています。

ただし、気をつけなくてはいけないのは、慢性的にいつも強い痛みを感じるような場合、坐骨神経痛、悪性腫瘍などによる神経圧迫、手術による神経障害など、リンパ浮腫以外の原因による痛みである可能性もあります。

我慢により痛みが遠ざかるのではなく、笑いや笑顔が、慢性的な痛みを麻痺させるわけでもないので、
こうした場合は、痛みを我慢せずに、必ず、はやめに医師の診察を受けるようにしてください。


ニックネーム den at 23:36| Comment(0) | リンパ浮腫と痛みについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リンパの流れは運動で、体の中を伸ばしてあげる

最近はやっているビリーズブートキャンプなど、運動をすることは、体内のリンパの流れをスムーズにすることになりますね。
(ビリーは、激しいのでここでは・・・)

《リンパ浮腫のための運動療法》
たまったリンパ液を、効果的に流すために弾性包帯や弾性圧迫衣などを用いて、皮膚を圧迫した状態で行います。
外部から適度な圧力を加えることで、リンパ管が支えられいっそうリンパ液排出効果を高めることが期待できるからです。

さらに、相乗効果として便秘の解消や腰痛、肥満の解消にもつながりますよ。
ただし、運動療法は個人の体力にあわせて無理のないように行うことが大切です。(⇒これ、自分の体力がどのくらいあるか、分からない方多いです。)

《疲れが残る運動はかえって×》
あまりにやりすぎて、疲れが残ってしまうとかえって足腰を痛めたり症状を悪化させてしまうこともあります。
もっと悪いことは、筋肉の動かしすぎによる乳酸の蓄積です。
乳酸が蓄積すると血管拡張の原因となり、動脈の流れが増します。
リンパ液は動脈の量に比例して増えるので、生成されるリンパ液の量も増えてしまいます。
にもかかわらず、痛みにより動きが制限されるとリンパの流れは停滞してしまい、増えたリンパ液はさらに皮下に溜まってしまうため症状を悪化させるおそれもあるのです。

翌日に疲れが残らない程度を目安にすることが重要なポイントです。

《要は、リンパの流れを改善すること》
@患肢を圧迫した状態で、家の中ですごしてみましょう。

A階段ののぼりおりや掃除機をかけるなどの簡単な家事を行う際に少し意識して腕や足を動かすようにし、いつもの生活のなかに少しずつ運動をとりいれていくことをしましょう。

Bさらに、電車の中で立っているときでもつまさき立ちをしてみたりするだけでも軽い運動ですよ。

運動の中でもウォーキングやスイミングなどは気分転換にもなりおすすめです。
特にスイミングなどの水中療法はリンパの循環を改善するのに効果があります。
浮力の働く水の中で全身を動かすことで、むくみのある部位以外も活発に動かすことができます。
こうした運動はうっ滞液の排出を促し、皮膚の血液の循環をよくし代謝を促してくれます。

《注意点は2点》
@水自体に塩素が含まれていますから、丁寧に体を洗い落として塩素を取り除くことが大切です。

A弾性包帯をまく前には保温クリームを塗ることも忘れずに。

日常でのストレッチも運動療法の一つ、何気ない動作を意識することで、筋肉を硬くするのではなく、意識して伸ばす感覚を身につけていけば、もう、体全体のリンパの流れをよくしていることになるんです。

ニックネーム den at 23:18| Comment(0) | リンパ浮腫改善の運動療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

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